(株)後藤住建の後藤です。
朝夕は少し涼しくなって来ました。
でも日中は何だか夏の様です。
前回自然素材の乾燥について少し書きました。
木材の中では高級材とされている「欅」について
少し書いてみます。
古民家では大黒柱や玄関の框や式台に多く用いられます。
津山銘木さんにある畳1帖程の
玉目の入った欅の板は
でも切り倒されて出荷したばかりの欅は
まだ二束三文です。
そのまま自然乾燥に入ります。
約4~5年で大きく曲がってしまいます。
曲がると商品としての価値はありませんが
希に曲がらないモノがあります。
そして製材をしてみてシラタの部分は価値がありません。
いずれ腐ってしまいます。
大トロ・中トロの部分のアカタがどれほどあるかで
商品価値は変わってきます。
こうなると値段も高くなります。
写真の「誕生寺阿弥陀堂」は以前、
こちらは40年乾かした1尺の欅柱を
50本使用しています。
何でも手間暇かけると良い物は出来ますが
お値段は高くなってしまいます。 ・・・・後藤
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